giraffeを永く応援してくださいますお客様をご紹介
2010.10.13 master
私、以外にも年に数回ですが演劇を観に行きます。
もともと興味はないほうだったのですが
そのような機会をもたらしてくださったのは
giraffeをオープンする数年前からヘアを担当させていただいております
二兎社主宰、劇作家であり演出も手がける永井愛さんです。
2010年の作品「かたりの椅子」
では官僚主義を題材に「しゃくし定規で秘密主義、対話を避けて根回しを好む傾向は、組織の成長とともに育ってしまう困った病気。このようなシステムがなぜ生まれ、人の精神をどのようにゆがめるのか」ということを竹下景子さんを主演に笑いとともに問いかけてくれました。
2005、2008年の「歌わせたい男たち」
ではピアノ教師役の戸田恵子さんが主演で都立高卒業式での「君が代」斉唱を題材に、それを強要する校長と拒否する教師の姿を、告発調ではなく柔らかいタッチで喜劇に仕上げ第13回読売演劇大賞最優秀作品賞、優秀演出家賞を受賞。
来年待望の「シングルマザーズ」
は沢口靖子さんと吉田栄作さんをキャストにどのようなテーマを描くのかとても楽しみです。
そのかたわら愛さんは演劇活動にとどまらず、渡辺えりさんと
非戦を選ぶ演劇人の会
の実行委員も務めており、ピース・リーディングという表現方法を用いて「戦争に反対すること」を呼びかける活動も行っております。
本年7月の非戦を選ぶ演劇人の会 ピースリーディング vol.13
「Re:カクカクシカジカの話」では大学4年生のマサトが核問題のリポートを書くことになり、ネット上で「核武装派」と「核廃絶派」の激しい論戦が繰り広げられる中 核問題に関心を持たずに生きてきた一人の若者が、核廃絶を選ぼうとする過程が描かれ。第二部のインタビュー・コーナーに渡辺えりさんと永井愛が出演し、ドキュメンタ リー映像作家の鎌仲ひとみさんによる原発、劣化ウラン弾のお話をお聞きしこちらも興味深かったため最新作であります「ミツバチの羽音と地球の回転」
も観覧に行こうと思っております。