パーマ屋への道 Vol.2-1
2010.3.12 master
この度は画期的なパーマ液が発売されました。
今迄はキューティクル(毛表皮)が閉じたままでは有効成分(還元剤)が毛髪内部に届かないのでアルカリ性にし、膨潤軟化させて開いた状態で送り込んでいたのですが(これが痛み「毛先のバサバサ」に繋がっていた。)、
酸性域(キューティクルを開かなくても)でもウエーブ形成ができる還元剤「スピエラ」を配合したパーマ液です。
早速ブリーチした毛束にて実験。
左の毛束は長〜く使われているチオグリコール酸を還元剤としたパーマ液を使用。しっかりかかるのですが、毛先は「テロンテロン」乾いたら「バサバサ、チリチリ」でヘアスタイルにとても創れません。右が今回のパーマ液で黒い健康部分と黄色いダメージ部分とが比較的、均一なウエーブ形状になっており毛先にはほとんどチリ付きがありません。
今迄ほとんどハイダメージ(例えばブリーチ毛)のお客様にはパーマはあきらめていただいておりましたが今後はその必要がなくなるかもしれません。
次は実際にパーマモデルさんでテストする予定です。